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17歳の寄り道
第38章 【千晴編】スタートライン
先生の情欲が、私の最奥で熱く、長く解き放たれる。
私の上で果て尽くす先生が、がくりと私に身を落とした。

「お前……」
「…ダメでしたか?」

先生は、射精の余韻の中で、肩で息をしながら複雑そうな顔をしている。
もうすぐ月のモノも来るし、危ない日ではないはずなんだけど。

「このぐらいしないと、先生はまた逃げてっちゃうでしょ?」
「逃げないよ、もう……」

果ててもまだ繋がったまま、きつく抱き合ってから、やっと離れる。

「産休メンバーが戻るまでは、勤めるんだろう」と、先生が言った。
有馬さんの発言覚えてたんだ。

「一応、来年の春までです」
「じゃあ、それ以降か」
「それ以降?何が…」

ピンと来なくて聞き返すと、先生は怪訝な顔をしながら頭を掻く。

「わかるだろう、話の流れで」
「わかんないですよ、はっきり言ってくれないと」
「…………」

先生は納得のいかない顔をしながら、私の耳元で囁いた。



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