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17歳の寄り道
第3章 【碧編】少女の殻を脱いで
その夜。母が凛太を寝かしつけている間に、お風呂に入った。
少し沁みるが、悶えるほどではない。
中途半端だったけど、処女じゃなくなったんだなぁ…と湯船につかりながら想いに耽った。
結愛ちゃんの存在が気になるが、浅野君に正体を聞く勇気も持てない。
いつのまにか私を呼び捨てにしている浅野君。
挿れた女は自分のものって思ってるんじゃないだろうな…
考えても答えは出ないので、諦めてお風呂からあがることにした。
母に、入部届を書いてもらわないと…と考えるが、入部しちゃったら浅野君と顔合わせる機会が増えちゃうんだよね…。
義父と離れたくて、入部しようと思っていたが、私の被害妄想だった気にもなってきて。
んー。んー…
タオルで体の水滴をふき取りながら思案する。
村上先生にも、部長にも、入るって言っちゃったし。
何かが変わるかもしんないから、入ってみよう!
ドライヤーで髪を乾かして居間まで行くと、母はまだ寝室から戻ってきていなくて、義父がソファに座って報道番組を見ていた。
「…お母さんは?」
「凛太を寝かしつけて、一緒に寝ちゃったみたいだね」
「そっか…」
じゃあ…入部届、義父に頼んでみようかな。
居間の脇に置いてあった鞄から用紙を出し、義父の隣に腰を下ろす。
「お義父さん、私天文部に入りたいんだけど、保護者名の記入と捺印がいるの」
用紙を渡して内容に目を通してもらう。
「碧ちゃん星好きだったっけ?」
義父はペンを取り、少し含みを持たせて微笑んだ。
「…ちょっと興味あって…」
「へえ。男の子に?」
男の子?
話の流れにズレを感じながら義父を見ると、にっこりと笑いながら言った。
「下着、随分汚れてたね。碧ちゃんもそんな事する歳になったんだなと思ったよ」
少し沁みるが、悶えるほどではない。
中途半端だったけど、処女じゃなくなったんだなぁ…と湯船につかりながら想いに耽った。
結愛ちゃんの存在が気になるが、浅野君に正体を聞く勇気も持てない。
いつのまにか私を呼び捨てにしている浅野君。
挿れた女は自分のものって思ってるんじゃないだろうな…
考えても答えは出ないので、諦めてお風呂からあがることにした。
母に、入部届を書いてもらわないと…と考えるが、入部しちゃったら浅野君と顔合わせる機会が増えちゃうんだよね…。
義父と離れたくて、入部しようと思っていたが、私の被害妄想だった気にもなってきて。
んー。んー…
タオルで体の水滴をふき取りながら思案する。
村上先生にも、部長にも、入るって言っちゃったし。
何かが変わるかもしんないから、入ってみよう!
ドライヤーで髪を乾かして居間まで行くと、母はまだ寝室から戻ってきていなくて、義父がソファに座って報道番組を見ていた。
「…お母さんは?」
「凛太を寝かしつけて、一緒に寝ちゃったみたいだね」
「そっか…」
じゃあ…入部届、義父に頼んでみようかな。
居間の脇に置いてあった鞄から用紙を出し、義父の隣に腰を下ろす。
「お義父さん、私天文部に入りたいんだけど、保護者名の記入と捺印がいるの」
用紙を渡して内容に目を通してもらう。
「碧ちゃん星好きだったっけ?」
義父はペンを取り、少し含みを持たせて微笑んだ。
「…ちょっと興味あって…」
「へえ。男の子に?」
男の子?
話の流れにズレを感じながら義父を見ると、にっこりと笑いながら言った。
「下着、随分汚れてたね。碧ちゃんもそんな事する歳になったんだなと思ったよ」