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17歳の寄り道
第39章 【千晴編】夢のはじまり
ズボンの中に手を入れ、膨らみを直に手のひらで撫で付ける。

「哲さん、大き……っ」

先生もスカートの中へ指を忍ばせ、ショーツの上から優しく撫で回す。

そして、さらに身を屈めてショーツのクロッチを指で引っ掛った。
右側に寄せ、私の顔を確かめたあと、そこに先生の舌が優しく捻じ込まれた。

「は、はぁ…ぁ」

足を閉じそうになるけれど、先生はいつもそれを許してくれない。

薄暗い夏の空が、大きなパノラマの窓から見えている。

誰にも覗かれることはない、空だけが見えるこのソファの上で、私は淫らに足を広げている。

あんなにきれいな空を見ながら、愛する大人の男性にねっとりと秘密を舐め回されて、その音がぴちゃぴちゃと聞こえている。

倒錯した状況が、さらに興奮を呼ぶ。


「……取ってくる」

先生がゴムを取りに寝室へ立った。
これだけセックスしていても、避妊は怠らない。

なんの隔たりもなく愛し合ったのは、はじめての時だけだった。

先生の勃起に薄い膜を被せ、ゆっくりと私に押し入る。

「あぁ……」

こうしている時が、一番幸せ。
押しつぶされるようにして抱かれていた。

「……今月、来たのか?」
「え?」

聞き返しても、先生は黙っている。

……セーリ?

それなら、拍子抜けするぐらい軽ーいのが来たけど…。

「来ましたよ?次は…そろそろかな?順調に来る方なので…」
「それならいいよ」

先生は、私の胸の膨らみの先を咥えて吸い上げる。

生理前のせいか、ちょっと痛いけど、先生とこうしてることが、何より幸せだった。
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