この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
17歳の寄り道
第3章 【碧編】少女の殻を脱いで
浅野君とのセックスは気持ちよかった。くせになりそうだ。

校門の前まで来ると、また東野君が向こうから歩いてきていて、私を見つけて手を振ってくれた。
すると、浅野くんが、東野君の前で私に言った。

「東野にもヤッてもらえば」

何てことを言うのだと、さあっと血の気が引く。
東野君はよく聞こえなかったのか、特段リアクションもなく、浅野君は私を置いてまた先に行ってしまった。

「おはよ。なんか白川、顔色悪い?」
「そうかな…?」
「うん、真っ青だよ。保健室行く?」
「ううん、ちょっとジュース買って飲もうかな…」

たくさん喘いだし、喉もからからだ。
東野君が「一緒に行っていい?」と聞いてきたので、断る理由もなく頷いた。

朝の裏庭は誰もいなくて、静寂の中自動販売機のボタンを押す。
冷たいレモンティーを買い、ベンチに座ったら、東野君は炭酸を買っていて、似合うなぁと思った。

「爽やかだね~」
「ははっ。一口あげよっか」
「いいの?」

東野君は、ふたをあけてすぐ、どうぞと差し出してくれた。

「私の飲んだ後、嫌じゃない?」
「えっ?気にしないよ」

部活内で回し飲みもあるだろうし、気にしないのかな?

「じゃあ…いただきます」

口をつけて、一口ごくっと飲むと、炭酸が爽やかに広がった。東野君に口元をずっと見られている気がして、恥ずかしかった。

「ありがとう。レモンティーいる?」

お返しに、とふたを開けようとしたら、滑って開かなくて、東野君が笑いながら開けてくれた。

「俺飲んでいいの?」
「いいよいいよ」

さっきと全く同じやりとりを行い、デジャブだなと笑い合った。
東野君の喉がごくっと動き、首元がやけにセクシーに見えた。
そして私は、東野君が口をつけたレモンティーに口をつける。

間接キス…だとは、敢えて言わないが、お互い意識している空気は感じていた。

昨日と朝、浅野君にされた仕打ちで、恥ずかしい本能に火が点いてしまって、何でもそんな風に見えてくる。

想いを含む東野君の目線が、私の心をくすぐった。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ