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17歳の寄り道
第3章 【碧編】少女の殻を脱いで
浅野君とのセックスは気持ちよかった。くせになりそうだ。
校門の前まで来ると、また東野君が向こうから歩いてきていて、私を見つけて手を振ってくれた。
すると、浅野くんが、東野君の前で私に言った。
「東野にもヤッてもらえば」
何てことを言うのだと、さあっと血の気が引く。
東野君はよく聞こえなかったのか、特段リアクションもなく、浅野君は私を置いてまた先に行ってしまった。
「おはよ。なんか白川、顔色悪い?」
「そうかな…?」
「うん、真っ青だよ。保健室行く?」
「ううん、ちょっとジュース買って飲もうかな…」
たくさん喘いだし、喉もからからだ。
東野君が「一緒に行っていい?」と聞いてきたので、断る理由もなく頷いた。
朝の裏庭は誰もいなくて、静寂の中自動販売機のボタンを押す。
冷たいレモンティーを買い、ベンチに座ったら、東野君は炭酸を買っていて、似合うなぁと思った。
「爽やかだね~」
「ははっ。一口あげよっか」
「いいの?」
東野君は、ふたをあけてすぐ、どうぞと差し出してくれた。
「私の飲んだ後、嫌じゃない?」
「えっ?気にしないよ」
部活内で回し飲みもあるだろうし、気にしないのかな?
「じゃあ…いただきます」
口をつけて、一口ごくっと飲むと、炭酸が爽やかに広がった。東野君に口元をずっと見られている気がして、恥ずかしかった。
「ありがとう。レモンティーいる?」
お返しに、とふたを開けようとしたら、滑って開かなくて、東野君が笑いながら開けてくれた。
「俺飲んでいいの?」
「いいよいいよ」
さっきと全く同じやりとりを行い、デジャブだなと笑い合った。
東野君の喉がごくっと動き、首元がやけにセクシーに見えた。
そして私は、東野君が口をつけたレモンティーに口をつける。
間接キス…だとは、敢えて言わないが、お互い意識している空気は感じていた。
昨日と朝、浅野君にされた仕打ちで、恥ずかしい本能に火が点いてしまって、何でもそんな風に見えてくる。
想いを含む東野君の目線が、私の心をくすぐった。
校門の前まで来ると、また東野君が向こうから歩いてきていて、私を見つけて手を振ってくれた。
すると、浅野くんが、東野君の前で私に言った。
「東野にもヤッてもらえば」
何てことを言うのだと、さあっと血の気が引く。
東野君はよく聞こえなかったのか、特段リアクションもなく、浅野君は私を置いてまた先に行ってしまった。
「おはよ。なんか白川、顔色悪い?」
「そうかな…?」
「うん、真っ青だよ。保健室行く?」
「ううん、ちょっとジュース買って飲もうかな…」
たくさん喘いだし、喉もからからだ。
東野君が「一緒に行っていい?」と聞いてきたので、断る理由もなく頷いた。
朝の裏庭は誰もいなくて、静寂の中自動販売機のボタンを押す。
冷たいレモンティーを買い、ベンチに座ったら、東野君は炭酸を買っていて、似合うなぁと思った。
「爽やかだね~」
「ははっ。一口あげよっか」
「いいの?」
東野君は、ふたをあけてすぐ、どうぞと差し出してくれた。
「私の飲んだ後、嫌じゃない?」
「えっ?気にしないよ」
部活内で回し飲みもあるだろうし、気にしないのかな?
「じゃあ…いただきます」
口をつけて、一口ごくっと飲むと、炭酸が爽やかに広がった。東野君に口元をずっと見られている気がして、恥ずかしかった。
「ありがとう。レモンティーいる?」
お返しに、とふたを開けようとしたら、滑って開かなくて、東野君が笑いながら開けてくれた。
「俺飲んでいいの?」
「いいよいいよ」
さっきと全く同じやりとりを行い、デジャブだなと笑い合った。
東野君の喉がごくっと動き、首元がやけにセクシーに見えた。
そして私は、東野君が口をつけたレモンティーに口をつける。
間接キス…だとは、敢えて言わないが、お互い意識している空気は感じていた。
昨日と朝、浅野君にされた仕打ちで、恥ずかしい本能に火が点いてしまって、何でもそんな風に見えてくる。
想いを含む東野君の目線が、私の心をくすぐった。