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17歳の寄り道
第42章 【東野編】グロウアップ
教育課百貨店部門は、百貨店BAスタッフの指導にあたる。

BAスタッフは入れ替わりが激しく、数ヶ月にに一度定期的に採用している。
そんな新規採用者への肌知識、メイクアップ方法、スキンケアなどを教える初期研修と、現在のスタッフ向けに、シーズンごとに行う研修。
キャリア別に行うので、研修は頻繁に行っている。

チーフは初期研修のメイクアップ実技と、浅いキャリアの研修全般を任されていた。
研修がない日は、都内のイベントに出たりもする。

俺も忙しいと思っていたが、チーフもかなり忙しそうだった。


「はー、浅野ちゃんは頭いいね。打てば響くし、声も通るし、かわいいし。新入りさんたちはみんな浅野ちゃんに憧れちゃうよね」

小城さん大絶賛。
実力もあるだろうが……見た目がいいのは得だな。
俺は、担当セクションの販促プランを立てながら、話半分で聞いていた。


「次回のサロンイベント、東野君も行くか?サロン形式はまだ経験ないよね」
「はい、行きます」

メイクだけじゃなく、スキンケアもする、サロン形式。
年間売上の高い顧客を招待して、エステからメイクアップまでの極上のひと時を過ごしていただくのだ。

「館課長仕切りだよ」
「た、館課長ですか」

教育課、館課長。
当メーカーBAのレジェンドだ。
館課長がBAだったころ、お客様の厚い信頼を得て、すさまじい売上を叩き出していた人だが、とにかく厳しいことで有名だ。

「浅野ちゃんもヘルプで行くんじゃない。浅野ちゃんサロン経験者だし」
「そっすか」

この日は新製品研修があり、昼休憩のために中堅スタッフたちが研修ルームから出てきていた。

「東野君!ランチ行かない?」
「今日は時間がなくて。また今度お願いします」
「いっつもそう言うじゃん〜。飲みにも連れてってくれないし〜」

男が少ない職場のためか、たまにこんな感じのノリで誘われるが、この手の個人的な誘いにはあまり参加しない。
すぐ変な噂が立つからな…。

研修ルームを覗くと、浅野チーフが一人で午後からの準備をしていた。
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