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17歳の寄り道
第6章 【碧編】タブー
ジャケットをぎゅ…と握り、捕まえたまま離さずに、揺れる瞳で先生を見上げた。
村上先生は僅かにため息をつく。

「そういう事は…好きな男としなさい」
「私、村上先生好きだよ」

今度は、私が先生のズボンにすばやく指を滑らせ、中央へ辿りつく。

「…白川」

困惑する先生の上にのしかかり、ジッパーを下げて手を入れた。

「白川…やめろ」

村上先生は私の手首を掴んだが、私は何かが憑依したように口を開けて、先生の下着ごと、猛々しいものを口に含んだ。

「っ……」

私の手首を掴んだ手が緩み、その隙に両手で先生の下着をズリ下げると、想像以上の極太のものが飛び出した。

「わあっ…」

先生のものは、目を見張るほど逞しく太かった。
細身な先生からは想像できなくて、遥のものよりも大きなそれは、凶悪なほど膨らみきっている。
村上先生も興奮してるんだ。

男の人のそれを舐めるのは初めてで、アイスクリームを舐めるようにぺろ、ぺろと舌を動かしながら先生を見上げる。

むせ返るほど男の匂いがする。それを味わいたくて、根元の方まで口の中に収め、唇をすぼめて引きあげ、喉元まで深く含む。

何度か繰り返していたら、「ん…」と先生の甘い吐息が聞こえてきて、舐めしゃぶりながらも感激して微笑んだ。

「ほんとに君は…」

先生は、抵抗をやめて大事な所を私に委ねてくれる。
私の身体には全く触れる事はせず、私の口内の感触を楽しんでいるようにすら見えた。
じゅぽっと音をさせて口を離し、はち切れる寸前のものをきゅっと握って、覚えたての手つきで上下させた。

『他の男の握んじゃねーぞ』と言っていた遥の姿が、脳裏を過ぎる。

握るどころか、口にまで含んで、甘い声を出しながら味わっている。
遥が知ったらどう思うかな――。

自分の異常さを自覚しながらも、抑えきれない性の衝動にたやすく流されてしまう。

「白川…離れなさい」

昇りつめそうな先生の声が聞こえているが、頭を上下させ続ける。

「出るよ、もう…離れないと……」

卑猥な水音は途切れることなく、精がほとばしる瞬間を待ち焦がれる私。

村上先生は、私の腕を握った。


「……知らねえぞ」

唸りながら強く握られる腕は、痛みを感じない。

「!」

口の中に、ビュ、ビュッと勢いよく流れ込む。
先生の精で熱く満たされた瞬間、征服感に近い感情が湧きあがった。
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