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第3章 発熱中
ヒビキが寝付くまでその精悍な顔を飽きもせず眺めていた。
まだ息は荒いが、身じろぎもせず寝入った頃、お腹がすいている事を思い出し、ヒビキが起きないよう慎重に腰を浮かし、気配を消し私って忍者に向いてるかも、と言う邪気も消し一階のキッチンに腹ごなしに行く。
ヒビキが夜勤明けで来ることが日常に成りつつにあったので、二人分用意してあった。
調理はしていなかったので、お一人ようでトーストで簡単に済まし、ふだんはリビングでに置いてある仕事用のPCを持ち、二階に運び締切が近い件案からライティングしていった。
どれくらい経ったか、ヒビキを気にしながら、黙々と仕事をこなす。
ヒビキとジッちゃんが言ってるように、ヒビキは時々寝返りをうちながらそれでも起きる事無く眠っている。
時々、ヒビキの汗を拭きながら、水分補給の為に起こし用意した常温の食塩水を飲ます。
昼間に一回、夜に一回、発汗し続けているために、湿った服を着替えさす。
いつもこれぐらい素直に従ってくれたらいいのに。
すっかり、締切の近い件案を能率よくこなし調子に乗って他の件案もこなしていたらそのまま、テーブルにうっつ伏して、寝てしまった。