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第3章 発熱中
悪玉菌を注ぎ込まれた後、ヒビキはすこぶる好調だ。
それに引き換え、私はモロ悪玉菌の攻撃にあっている。
ヒビキのそれとは異なり、私は微熱が続く。
熱を出す時は大概こんなものだ。
熱が籠りジワジワを躰を侵食する。
今日で三日。
躰も大分楽になり、寝ているのも飽きたので普通に生活する。
が、感覚が普段より敏感になっている。
躰に籠った熱が一気に高熱で放出されず、燻るように微熱でジワジワと出ていくのは、余熱を内に留まらせて疼き出す。
気をまぎらすために、寝込んでいた時に疎かになっていた、家事をして躰を動かそう。
溜まっていた洗濯物を洗濯機に入れスイッチを入れる。
掃除は...もう少し善くなったらで良いか。
なんだかんだと寝込んでいた時にヒビキが甲斐甲斐しく世話をしてくれたので、今日は何か作ってあげよう。
色々とこなしていたらあっという間に時間が過ぎていった。