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第3章 発熱中
ヒヤやかな感触は、直ぐに消えうせ、濃厚にお互いの口内を絡みつく熱に侵されていく。
普段よりも躰が敏感になっているのでキスだけで、私の内から沁みでる。
不自然に躰が揺れる。
チュぷんとお互いの唇が離れる。
「やっぱ、誘ってるとしかとれねーんだけど」
「...あ、熱いの
ヒビキ鎮めて」
いつもなら恥ずかしくて言えないことが、熱に侵され口をつく。
「...っちっ、
嫌と言われても止めねからな」
そう、耳元で囁かれてピクンと反応した瞬間。
スエットと下着をずり落とされ、素早く片脚のひざに手を入れ持ち上げられ、熱く、質量のある杭が打ち込まれた。
片足つま先立ちとヒビキの首に廻した手でバランスをとっているのに、その一撃は抜けるぜ。
一瞬、魂の抜け還ってきた頭でふと思う。
ぅぐげっ、色気のない声も上がろうよ。
思考がぶっ飛んだおかげで、冷静に働くようになった頭で今のこの状態...。
「ヒ、ヒビキ...
ぬ、抜いて!」
自分から誘っておいて、私は叫んでいた。