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真昼の情事
第1章 うだる和室
 どうすればいいのだろう。どうすれば、この喉の渇きを少しでも静めてもらえるのだろう。
 舐めていいのか、だめなのか。自分で出していいのか、取り出して顔に押しつけてくれるのか。指示がほしかった。

「いいよ。じゃあ、僕が出してあげるから、」

 一松は小さく笑い、カラ松の額に手を添えて、ゆっくりと持ち上げた。
 出してくれるというのなら、ここからどくのもいやではない。
 舐める準備をしようと跪くような体勢に変えると、一松も腰を上げて足からパンツまでを抜き取った。服に隠れていた黒い縮れ毛は、しっとりとしている。 一松が座椅子ごとこちらに向きを変え、開脚して陰嚢までを露わにした。
 そして、

「━━手は使っちゃだめ」

 片手でカラ松の腕を後ろ手にまとめる。
 強い力ではない。外そうと思えばいつでも外せるだろう。だが、一松の言葉自体が、カラ松にとっては枷だった。

 反り返った一松の勃起。先端が腹につき、カウパーのぬめりを広げている。腿を抱くようにして顔を近づければ、むせ返るような汗とセックスの匂いが鼓動を乱れさせる。
 舐めるだけなら手を使う必要はない。付け根から裏筋を浮いた血管をたどるように舐め上げたあと、すでに剥き出しになっている先端に唇をかぶせ、口の中に迎え入れる。赤いつるつるとした亀頭に舌を絡め、その舌を尖らせて尿道に挿入し中を味わうまでが一連の流れだ。
 ふうぅ、と鼻から息が漏れた。一松の手に耳をくすぐられる。
 咥え直そうとすると、一松のペニスがつるんと唇を外れた。

「はんっ……!」

 一松の指が、カラ松の手を握ったままゆっくり小さく背中を撫でたのだ。皮膚に埋もれた快感を掘り起こすように。

「ね、舐めて?」

 柔らかな声音。なにをされているとも言い難いような小さな動き。
 なのにカラ松の体は縛られる。再度咥え直そうと思うのに、背中から毒が回ったように動かない。

「あんたさ、舐めるの上手いじゃん。おいしそうに舐めてくれるしさ」

 一松の目にも、おいしそうに映っている自分。上手いと誉められるフェラテク。幸せだ。
 言葉と体でとろけたカラ松の目から、はふ、と笑みがこぼれる。

「ほら」

 一松は、己の性器の根本を支え起こして揺らし、カラ松の唇を誘う。つぅっと先走りが伝った。
 
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