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真昼の情事
第1章 うだる和室
「……っ」
もったいない。
カラ松の舌がそれを追いかけた。熱い茎からちゅるんとしずくを舐めすすってそのまままた全体を口に含もうとしたとき、一松の手が離される。
ぷるん、とまたそれが一松の腹を打つ。
「ぁっ!」
「クヒッ……」
カラ松は思わず責めるような目を向ける。
だが、焦らすのが目的だったわけではないようで、一松は再度自分のものを掴んで口に入れさせてくれた。むしろ奥までずるずると突っ込んでくれた。 やっと深くまで迎え入れたさっきの親指とは違う太さに、喉が喜んで食い締める。焦らされた分、むしゃぶりついてしまう。
なのに、一松はカラ松の頭をおさえるようにして背中を舐めるのだ。確かに気持ちいいが、ほしいのはこれじゃない。これでは自分ばかりが高められて終わってしまう。
━━仕切り直そう。
カラ松は一松の手をもぎ離すと、腕を突いて体を起こした。
「なに……しょーもないこと言ったらこのまま犯すけど」
気持ちよくなかったのかと危惧して一松はカラ松の顔を覗き込むが、その瞳の欲が消えていないのに安堵の笑みを浮かべる。
「オニイチャン? どしたの?」
「一松……俺」
「言わなきゃわかんないよ」
「……飲みたい」
飲ませたこと、飲んだことはあっても希望されたことはなくて、一松は反応が遅れた。その遅れをカラ松はどう受け取ったのか、視線を逃れるようにうつむく。
これはしょーもなくはない。これをしょーもないと言ってしまったら喜んでいる自分が可哀相なことになる。が、一松は自分の言ったことを反故にしたくなって矛盾に呼吸が止まった。
「あーそれはさ……」
「だめなら」
「いやだめじゃない。とりあえず風呂場行こ。クソあちぃわやっぱ」
一松はカラ松の顎をクイと持ち上げると触れるだけの口付けを落とした。
もったいない。
カラ松の舌がそれを追いかけた。熱い茎からちゅるんとしずくを舐めすすってそのまままた全体を口に含もうとしたとき、一松の手が離される。
ぷるん、とまたそれが一松の腹を打つ。
「ぁっ!」
「クヒッ……」
カラ松は思わず責めるような目を向ける。
だが、焦らすのが目的だったわけではないようで、一松は再度自分のものを掴んで口に入れさせてくれた。むしろ奥までずるずると突っ込んでくれた。 やっと深くまで迎え入れたさっきの親指とは違う太さに、喉が喜んで食い締める。焦らされた分、むしゃぶりついてしまう。
なのに、一松はカラ松の頭をおさえるようにして背中を舐めるのだ。確かに気持ちいいが、ほしいのはこれじゃない。これでは自分ばかりが高められて終わってしまう。
━━仕切り直そう。
カラ松は一松の手をもぎ離すと、腕を突いて体を起こした。
「なに……しょーもないこと言ったらこのまま犯すけど」
気持ちよくなかったのかと危惧して一松はカラ松の顔を覗き込むが、その瞳の欲が消えていないのに安堵の笑みを浮かべる。
「オニイチャン? どしたの?」
「一松……俺」
「言わなきゃわかんないよ」
「……飲みたい」
飲ませたこと、飲んだことはあっても希望されたことはなくて、一松は反応が遅れた。その遅れをカラ松はどう受け取ったのか、視線を逃れるようにうつむく。
これはしょーもなくはない。これをしょーもないと言ってしまったら喜んでいる自分が可哀相なことになる。が、一松は自分の言ったことを反故にしたくなって矛盾に呼吸が止まった。
「あーそれはさ……」
「だめなら」
「いやだめじゃない。とりあえず風呂場行こ。クソあちぃわやっぱ」
一松はカラ松の顎をクイと持ち上げると触れるだけの口付けを落とした。