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恋はいつでも平行線【完結】
第12章 *十二*

伯父さんの無言の圧力で、兄とわたしは柏家から出た。
表通りに出て、日常の空気が戻ってきたところで、先ほどのやりとりの異常さを思い出し、文句を言うために口を開いた。
「伯父さんっ!」
「まったく、柚希は甘い」
まさかそんなことを言われるとは思っていなくて、思わず間抜け面を返してしまった。
とそこで、ずっと空気と化していた兄がようやく口を開いた。
「敬人さん、柚希に甘いと言うけど、ずいぶんとあの馬鹿男に甘すぎると思うけど?」
「仕方がないだろう。柚希の命が掛かっている」
命が掛かっていると言われても、わたしはまったくピンとこない。それどころか、大げさだとさえ思っている。
「命が掛かってるって……」
大げさだなあ、と続けようとしたけれど、真剣な表情をした伯父さんと兄二人がじっとわたしのことを見つめてきたため、言葉尻が小さくなった。
「柚希はどうやら、自体をきちんと把握できていないようですね。説明しますから、あなたの部屋に行きましょうか」
そう言われてしまえば、特に拒否をすることもなく、わたしたちはあの呪いの骨董たちが待つ部屋へと向かった。
表通りに出て、日常の空気が戻ってきたところで、先ほどのやりとりの異常さを思い出し、文句を言うために口を開いた。
「伯父さんっ!」
「まったく、柚希は甘い」
まさかそんなことを言われるとは思っていなくて、思わず間抜け面を返してしまった。
とそこで、ずっと空気と化していた兄がようやく口を開いた。
「敬人さん、柚希に甘いと言うけど、ずいぶんとあの馬鹿男に甘すぎると思うけど?」
「仕方がないだろう。柚希の命が掛かっている」
命が掛かっていると言われても、わたしはまったくピンとこない。それどころか、大げさだとさえ思っている。
「命が掛かってるって……」
大げさだなあ、と続けようとしたけれど、真剣な表情をした伯父さんと兄二人がじっとわたしのことを見つめてきたため、言葉尻が小さくなった。
「柚希はどうやら、自体をきちんと把握できていないようですね。説明しますから、あなたの部屋に行きましょうか」
そう言われてしまえば、特に拒否をすることもなく、わたしたちはあの呪いの骨董たちが待つ部屋へと向かった。

