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恋はいつでも平行線【完結】
第18章 *十八*
だけどそれで、雪さんにはよく睡眠薬を飲まされていたことを思い出した。
この人ほんと、やることがえげつないのよね。
昔からこの人は、母命で、他の人のことはどうでもいいと思っているようだ。
とはいえ、わたしは母の娘だから、まだ甘やかしてくれるという感じだけど、この人はきっと、わたしが母にとって、役に立たない、邪魔になると思ったら、容赦なく排除してくるだろう。
優しくしてくれるから、今回の件、母は怒っていないのだろう。
……仕事を放棄して来ちゃったけど。
いやいや、実は怒っているけれど、昨日のわたしの様子を見て、怒り甲斐がないと思って、強制的に休ませた……?
あー、そっちはあり得るわ。
そうでなければ、わたしが帰ってくるのを待ちかまえてるわけないわよね。
そう思ったら、急に気が重くなった。
「柚希さま?」
ふかーいため息を吐いたからか、雪さんが心配そうに声をかけてきたのだけど、いえ、あのですね、雪さん、起こしてくれて、支えてくれていたのだけどっ!
「ぁ……っ」
「ふふっ、相変わらず敏感なのですね」
雪さんはそう言って、わたしの後ろからゆっくりと手を伸ばして、胸を揉み始めた。
雪さんの本意は知らないけれど、昔からこうやってなにかと触ってくる。
どうやらこれはじゃれているようだと気がついたのは、母と姉にも同じようにしているのを目撃したからだ。
「それにしても、柚希さまはいつの間にか美味しくなりましたね」
おっ、美味しくってなんですか、それはっ!
「わっ、わたしは食べ物ではっ」
「いいえ、あなたは私たちにとって、立派な食べ物ですよ」
雪さんはそう言うと、服の上から戯れるかのようにして、胸を揉んでいく。
「男の匂いが染みついているのが気にくわないけれど、柚希さまが美味しく育ってくれて、私たちはとても嬉しい」
「ぁ……んっ、な、に、……を」
「毎日、こんな美味しい精気を食べられるあの呪いの品たちが羨ましい」
この人ほんと、やることがえげつないのよね。
昔からこの人は、母命で、他の人のことはどうでもいいと思っているようだ。
とはいえ、わたしは母の娘だから、まだ甘やかしてくれるという感じだけど、この人はきっと、わたしが母にとって、役に立たない、邪魔になると思ったら、容赦なく排除してくるだろう。
優しくしてくれるから、今回の件、母は怒っていないのだろう。
……仕事を放棄して来ちゃったけど。
いやいや、実は怒っているけれど、昨日のわたしの様子を見て、怒り甲斐がないと思って、強制的に休ませた……?
あー、そっちはあり得るわ。
そうでなければ、わたしが帰ってくるのを待ちかまえてるわけないわよね。
そう思ったら、急に気が重くなった。
「柚希さま?」
ふかーいため息を吐いたからか、雪さんが心配そうに声をかけてきたのだけど、いえ、あのですね、雪さん、起こしてくれて、支えてくれていたのだけどっ!
「ぁ……っ」
「ふふっ、相変わらず敏感なのですね」
雪さんはそう言って、わたしの後ろからゆっくりと手を伸ばして、胸を揉み始めた。
雪さんの本意は知らないけれど、昔からこうやってなにかと触ってくる。
どうやらこれはじゃれているようだと気がついたのは、母と姉にも同じようにしているのを目撃したからだ。
「それにしても、柚希さまはいつの間にか美味しくなりましたね」
おっ、美味しくってなんですか、それはっ!
「わっ、わたしは食べ物ではっ」
「いいえ、あなたは私たちにとって、立派な食べ物ですよ」
雪さんはそう言うと、服の上から戯れるかのようにして、胸を揉んでいく。
「男の匂いが染みついているのが気にくわないけれど、柚希さまが美味しく育ってくれて、私たちはとても嬉しい」
「ぁ……んっ、な、に、……を」
「毎日、こんな美味しい精気を食べられるあの呪いの品たちが羨ましい」