この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喰われる人妻 菜穂
第38章 喰われる人妻 菜穂(38)

電車に乗り、ホテルの近くの駅まで移動する。

電車や駅では、通り過ぎる何人かの男性から視線を感じた。

自意識過剰と思うかもしれないが、実際菜穂は見られていた。

元々美人な菜穂が、今日は化粧も服もばっちり決めているのだ。その美しさに男性が思わず目を奪われてしまうのは、当然の事だ。

ホテルに到着すると、胸が高鳴ってくるのが自分でも分かった。

フロントに言うと「あ、天野様の……お待ちしておりました」と、なんと部屋まで案内してくれると言う。

普通のホテルではありえない対応だ。

おそらく一流企業の社長の息子だからこそ、高級ホテルをこんな風に使えるのだろう。

エレベーターに乗り、指定された部屋へ従業員と共に向かった。


「こちらです。ではごゆっくり。」


部屋まで案内してくれた従業員は、そう言うとすぐに去って行った。

部屋のドアの前に立ち、深呼吸をする菜穂。

このドアの向こうに行ってしまえば、もう後戻りはできない。

それは今日だけの話ではない。きっと、もうずっとブレーキが効かなくなって流され続けてしまうだろう。


「……。」


菜穂は5分以上、ドアをノックする事ができずにいた。

すると、そんな菜穂の後ろからある人物が近づいてきた。


「よう菜穂ちゃん、どうしたんだ?そんな所に突っ立って。」


「えっ?……こ、近藤さん!?ど、どうして近藤さんがここに……」


「俺も呼ばれたんだよ、天野部長にね。さぁもう時間だ、早く中に入ろう、天野部長が待ってるよ。」


そう言って近藤は動揺する菜穂を尻目にドアをノックした。
/163ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ