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喰われる人妻 菜穂
第44章 喰われる人妻 菜穂(44)

「ハァッハァッヒイッヒイッアアァッ!アッアッアッ!!」


天野と近藤の前でこれ以上ないほどのアヘ顔を見せてしまう菜穂。


「どうですか奥さん、狂っちゃうでしょう?気持ち良いでしょう?」


「あああっ!!気持ちイイッああッ!スゴイ気持ちイイ!こんなぁアアんぁああッ!」


「おおー締まる締まる。ハハッ奥さん、私達とセックスできて幸せですか?」


「ハァンァンアア、ヒィヒイイあっはいっし、幸せですっあっあああっ!」


快楽で真っ白になった頭がグルグルと回っているように感じて、訳も分からず〝幸せ〟だと菜穂は天野達の前で口走っていた。

それが自分の本音なのかどうのなのかさえ、菜穂には分からなかった。

でも、これだけ夢中になってセックスをしている今、自分の中の何かが満たされている事は確かだった。

こんな淫乱な娼婦のような事をやっているのに……。

智明はこんな私を見たら、なんて思うだろう。

両親はこんな私を見たら、なんて思うだろう。

このセックスは破壊行為だ。

今までの自分が壊れていく。

でもそれが気持ち良い。

頭が馬鹿になっていくのが気持ち良い。

口元から涎が垂れていくのさえ気持ち良い。

夫意外の男達にお尻を叩かれるのも、〝淫乱女〟だと罵倒されるのも気持ち良い。

もうどうでもいい。

だってこんなに気持ち良いんだから。

そして菜穂は、ついに取り返しのつかない言葉まで発してしまう。

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