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喰われる人妻 菜穂
第9章 喰われる人妻 菜穂(9)
「え~皆さん、まだまだ話はこれからという方も多いとは思いますが、こちらの会場を利用できる時間もあと僅かとなって参りました。ですので、そろそろこの宴会はお開きにさせて頂きたいと思います。」


「この後お部屋に帰られる方はお気を付けてお帰りください。また、こちらの大浴場は夜中の1時まで利用可能ですが、くれぐれも酔っぱらった状態で入ったり、そのまま温泉で寝てしまったりと、非常に危険ですので、そういった事のないように、くれぐれも宜しくお願い致します。」


宴会の幹事達の挨拶が終わり、菜穂はホッとしていた。

やっと終わった……。

そして社員一同での一本締めが終わると、やがて社員達がゾロゾロと会場を出て行った。


「いやぁ今日は本当に楽しかった。これも小溝君の奥さんのお陰だな。」


「やっぱり美人さんと一緒に飲む酒が一番ですなぁ、ハハハッ!」


「奥さん、ぜひ次の社員旅行にも来てくださいね。」


「はい、また宜しくお願いします。」


他の社員や、自分を囲んでいたお偉いさん達に「今日はありがとうございました」と頭を下げていく菜穂。

宴会が終わって気が軽くなった分、菜穂はしっかり丁寧に挨拶をしていった。

セクハラまがいな事を聞かれた時には思わず嫌な顔をしてしまったけれど、最後くらいはしっかり笑顔を見せておかないと。

印象が大事って、近藤さんも言っていたし。


しかし、ホッとしていられたのは束の間だった。

挨拶に回っていた菜穂を、あの男が呼んだ。


「奥さん、ちょっといいかな?」


菜穂が振り返ると、そこにはニヤニヤと笑みを浮かべた天野が立っていた。

菜穂は天野のその表情を見た瞬間に嫌な予感がした。

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