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喰われる人妻 菜穂
第26章 喰われる人妻 菜穂(26)
翌日、旅館の食堂で朝食を食べ終わった一行は、帰りのバスが待っている駐車場に集合していた。
「昨日は悪かったな菜穂、色々と面倒を掛けちゃったみたいで。俺、全く記憶がないんだ。」
「ううん……。それより智明体調は大丈夫なの?このままバスに乗っても。」
「あぁ、心配ない、もう大分酒は抜けてるし。」
そう答えながらも、智明の表情には疲労の色が出ていた。
昨夜は上司に半ば無理やり大量の酒を飲ませれ、泥酔し、倒れてしまった。
元々酒が飲めない智明にとっては、過酷な宴会であった。
そしてそんな智明を見つめる妻・菜穂の表情もまた、暗かった。
昨晩、天野から解放されたのは深夜の3時頃。
それまでの数時間、菜穂はずっと天野とセックスをしていた。
智明の正社員採用を条件として行われた、まさに身体を使った接待だった。
菜穂は夜中、智明が寝ている部屋に戻ってくると、そこでしばらく泣き続けていた。
悔しさ、悲しさ、そして罪悪感に心が潰されそうだった。
「昨日は悪かったな菜穂、色々と面倒を掛けちゃったみたいで。俺、全く記憶がないんだ。」
「ううん……。それより智明体調は大丈夫なの?このままバスに乗っても。」
「あぁ、心配ない、もう大分酒は抜けてるし。」
そう答えながらも、智明の表情には疲労の色が出ていた。
昨夜は上司に半ば無理やり大量の酒を飲ませれ、泥酔し、倒れてしまった。
元々酒が飲めない智明にとっては、過酷な宴会であった。
そしてそんな智明を見つめる妻・菜穂の表情もまた、暗かった。
昨晩、天野から解放されたのは深夜の3時頃。
それまでの数時間、菜穂はずっと天野とセックスをしていた。
智明の正社員採用を条件として行われた、まさに身体を使った接待だった。
菜穂は夜中、智明が寝ている部屋に戻ってくると、そこでしばらく泣き続けていた。
悔しさ、悲しさ、そして罪悪感に心が潰されそうだった。