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早熟した果実たち
第4章 ー愛莉(12)拓真(12)ー
(拓真)「知ってた?ここの鍵、壊れてるんだよ?」
ギィーッ…
重たい音をたてて、扉が開いた。
ビクビクしながら、中に入って、マットの上に座った。
ギィーッ…
(拓真)「誰か来たら、困るから。」
そう言って、扉を閉めた。
(拓真)「ちょっと待ってて。」
背負ってたリュックを開けて、中から水筒をふたつ取り出した。
コポコポコポッ…
水筒のコップに注がれたのは、牛乳。子猫は、静かに舐めていた。
二人でその子猫を眺めてる時…
(拓真)「僕ね、愛莉ちゃんの事が、前から好きだった。」
「えっ?」
(拓真)「愛莉ちゃんは、誰か他に好きな人いる?」
「うん。目の前に…いる…けど?」
ギィーッ…
重たい音をたてて、扉が開いた。
ビクビクしながら、中に入って、マットの上に座った。
ギィーッ…
(拓真)「誰か来たら、困るから。」
そう言って、扉を閉めた。
(拓真)「ちょっと待ってて。」
背負ってたリュックを開けて、中から水筒をふたつ取り出した。
コポコポコポッ…
水筒のコップに注がれたのは、牛乳。子猫は、静かに舐めていた。
二人でその子猫を眺めてる時…
(拓真)「僕ね、愛莉ちゃんの事が、前から好きだった。」
「えっ?」
(拓真)「愛莉ちゃんは、誰か他に好きな人いる?」
「うん。目の前に…いる…けど?」