この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
篠突く - 禁断の果実 -
第3章 本編三話 悪事千里を走る

「お前の姉貴、やっぱいい体してんの? 制服の上からでもなんとなくわかるよ。Cカップぐらいだけどめちゃくちゃいい形してるし、くびれのカーブも深い。ケツもいい感じ。桃尻ってやつ? 脚は丁度いい肉付きだし、何より膝が黒ずんでないのがいいよなぁ」
「……黙れ変態。姉さんに手を出すなよ」
「変態は姉貴とヤってるお前だよ、シスコン。出されたくなきゃ、ここで仲良く啼いてみろ」
「……!」
眉が曲線を描き、目は見開かれて、孝哉の綺麗な顔立ちが怒りに崩れる。彼はかつてないほどに怖い表情を浮かべていた。だが、それよりも怖い表情をしていたのはきっと姉さんのほうだと、のちに孝哉は語る。
仲良く啼いてみろと、河内は言った。それはつまり、ここでセックスをしてみろということだ。それができないなら、河内は私をどうにかしてしまうだろう。孝哉のことだ。私が河内に何かされるのを黙って見ているわけがない。かと言って、この場でセックスをするとは思えない。それ以外の何かしらの方法で私を守ろうとするだろう。
私は、孝哉が何か言うより早く、自分を腕の中に抱く河内に提案する。
「……黙れ変態。姉さんに手を出すなよ」
「変態は姉貴とヤってるお前だよ、シスコン。出されたくなきゃ、ここで仲良く啼いてみろ」
「……!」
眉が曲線を描き、目は見開かれて、孝哉の綺麗な顔立ちが怒りに崩れる。彼はかつてないほどに怖い表情を浮かべていた。だが、それよりも怖い表情をしていたのはきっと姉さんのほうだと、のちに孝哉は語る。
仲良く啼いてみろと、河内は言った。それはつまり、ここでセックスをしてみろということだ。それができないなら、河内は私をどうにかしてしまうだろう。孝哉のことだ。私が河内に何かされるのを黙って見ているわけがない。かと言って、この場でセックスをするとは思えない。それ以外の何かしらの方法で私を守ろうとするだろう。
私は、孝哉が何か言うより早く、自分を腕の中に抱く河内に提案する。

