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篠突く - 禁断の果実 -
第4章 本編四話 逆襲

「勿論よ。ただし、目には目を、歯には歯を。知ってるかしら?」
「……まさか、さっきの写真でもばら撒くつもりですか? あんなの見られたところであたしは痛くも痒くもありませんよ」
その通りだ。林 紗絵に盗聴を命じたのが河内だとか、その二人がいちゃついている写真だとかを他人に見られたとしても、少しは恥ずかしく思うだろうが、さほどのダメージにはならない。教師にだって、注意されるぐらいだろう。だが、身内と淫行したとなれば話は別だ。仮に身内でなくとも、あまりいい顔はされないだろう。それが子供をつくるための行為だとしても、互いの愛情を確かめ合う行為だとしても、全ては快感を感じたいがための下賤な行為なのだと、括られる。私達のように若ければ尚更だろう。残念ながら、それが今の世の中だ。
「……悠先輩、言葉の意味、わかって使ってます?」
すっかり勝ち誇ったような顔をして生意気な口をきく後輩を、私は笑顔で嬲る。
「それが楽しいことに、あんたと河内のハメ撮り写真なんかもあるのよねぇ。……どうしようか?」
吐き出された私の言葉に、林 紗絵は大きく目を見開いて固まった。
「……まさか、さっきの写真でもばら撒くつもりですか? あんなの見られたところであたしは痛くも痒くもありませんよ」
その通りだ。林 紗絵に盗聴を命じたのが河内だとか、その二人がいちゃついている写真だとかを他人に見られたとしても、少しは恥ずかしく思うだろうが、さほどのダメージにはならない。教師にだって、注意されるぐらいだろう。だが、身内と淫行したとなれば話は別だ。仮に身内でなくとも、あまりいい顔はされないだろう。それが子供をつくるための行為だとしても、互いの愛情を確かめ合う行為だとしても、全ては快感を感じたいがための下賤な行為なのだと、括られる。私達のように若ければ尚更だろう。残念ながら、それが今の世の中だ。
「……悠先輩、言葉の意味、わかって使ってます?」
すっかり勝ち誇ったような顔をして生意気な口をきく後輩を、私は笑顔で嬲る。
「それが楽しいことに、あんたと河内のハメ撮り写真なんかもあるのよねぇ。……どうしようか?」
吐き出された私の言葉に、林 紗絵は大きく目を見開いて固まった。

