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おじさまと咲姫
第11章 夜道
強がりとは裏腹に、目の奥が熱くなり始めた頃。
意外な言葉が咲姫の耳朶を掠める。
「『ただの同僚』だよ」
なにを言っているの?-理解出来ずに、縋るように彼を見る。
「この間の夜、そう言ったろ?」
-忘れちゃった?
いつもと変わらない顔が、揶揄するように笑った。
「…でも。だって」
-ならなんで。
咲姫が続けようとした言葉を、悠聖は先回りして理解した。
「今日は友達と約束があって、駅前を歩いていたんだけど。突然後ろから、矢崎さんに声をかけられて-」
「声…?」
「うん。彼女も人と会う約束をしていたみたいで、行き先が途中まで一緒だったから、ふたりで歩いてたってわけ。そこをたまたま、咲姫が見かけたんじゃないかな」
意外な言葉が咲姫の耳朶を掠める。
「『ただの同僚』だよ」
なにを言っているの?-理解出来ずに、縋るように彼を見る。
「この間の夜、そう言ったろ?」
-忘れちゃった?
いつもと変わらない顔が、揶揄するように笑った。
「…でも。だって」
-ならなんで。
咲姫が続けようとした言葉を、悠聖は先回りして理解した。
「今日は友達と約束があって、駅前を歩いていたんだけど。突然後ろから、矢崎さんに声をかけられて-」
「声…?」
「うん。彼女も人と会う約束をしていたみたいで、行き先が途中まで一緒だったから、ふたりで歩いてたってわけ。そこをたまたま、咲姫が見かけたんじゃないかな」

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