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おじさまと咲姫
第12章 帰宅
「平気か?」
訳が分からず、咲姫が呆気にとられていると、悠眞の慌てたような声が届く。
「足…大丈夫だったか?」
大袈裟なくらいの真摯な面で、問い質すように訊いてくる。
「…ん。ちょっと、よろけちゃっただけ」
あまりの迫力に。
それでも咲姫がたじろぎながらもどうにか答えると、悠眞の顔がようやく安堵したかのように緩んだ。
「…そっか」
ならいい-自分自身に言い聞かせるように呟き。
右腕を離れた彼の手は、当然のように咲姫の頭に移動した。
「脅かすなよ-」
-馬鹿が。
悠眞は目を細めた。
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