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おじさまと咲姫
第14章 誤算
三度の食事が何よりの楽しみである咲姫にとり、空腹は耐えがたい苦痛である。
手にしてたスマートフォンで時間を確認すれば-もう、午後の一時になろうとしている。
こんな事なら、ついて来なきゃ良かったな-咲姫は、改めて溜め息を漏らす。
ほぼふたりのトークを延々聞かされるだけの、退屈な時間だし。
お腹は空き過ぎて、気持ち悪くなってきたし。
何より-ユウはいない。
それが一番の誤算だった。
珍しくなんの予定もない日曜日。
リビングでいつもの倍の時間をかけ朝食を食べていると、環が外出の準備をしてるのが目に入った。
際立った興味はなかったが、なんとはなしに訊いてみたら、
『ユウ君の家に行って来る』
と、言うではないか。
咲姫は思わず、椅子から立ち上がった。
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