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おじさまと咲姫
第15章 彼女
「ま、せいぜい頑張んな。肉食女子」
笑い。
悠眞は再び車を発進させた。
極低音で英語の曲が流れるだけの車内。
暫く続いた沈黙を破ったのは-咲姫だった。
「…昨日から、どこかに行ってたんだよね?」
「昨日?」
悠眞が反応する。
「ふたりとも…昨日から出かけていないって、おばさんが」
ああ-悠眞が巻き込みを確認し、左にハンドルを切った。
「なに?悠聖がどこに泊まったのか…そういう質問?」
歪む悠眞の口元に、咲姫の胸がちくんと、疼く。
「さあな。いくら弟とは言え、もう三十にもなる男がどこで何してるかなんて、いちいち把握してねぇし」
「…」
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