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おじさまと咲姫
第17章 口実
「もらっていい?」
真顔で訊かれたので、咲姫は慌てる。
「それ、私の食べかけ!もう殆ど残ってないし?ちゃんと綺麗に切ったのを、今あげるから…!」
必死に止めたのだが、悠眞は一向に構う事なく、半分にも満たない残り全てをフォークで刺したかと思うと口に入れてしまった。
呆気にとられたまま。
咲姫は、悠眞の横顔を黙って見守るしかない。
祈るような思いで待てば、やがて悠眞は咲姫に向き直った。
ある意味、悠聖の時よりも鼓動は速かった。
言って欲しい。
言ってくれればいいな-そう、思っていた。
縋るような眼差しで見ていれば、欲しかった一言を悠眞は紡いだ。
「すげぇ、美味い」
いつものからかいは消え。
ただ言葉通りの笑顔だった。
真顔で訊かれたので、咲姫は慌てる。
「それ、私の食べかけ!もう殆ど残ってないし?ちゃんと綺麗に切ったのを、今あげるから…!」
必死に止めたのだが、悠眞は一向に構う事なく、半分にも満たない残り全てをフォークで刺したかと思うと口に入れてしまった。
呆気にとられたまま。
咲姫は、悠眞の横顔を黙って見守るしかない。
祈るような思いで待てば、やがて悠眞は咲姫に向き直った。
ある意味、悠聖の時よりも鼓動は速かった。
言って欲しい。
言ってくれればいいな-そう、思っていた。
縋るような眼差しで見ていれば、欲しかった一言を悠眞は紡いだ。
「すげぇ、美味い」
いつものからかいは消え。
ただ言葉通りの笑顔だった。

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