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おじさまと咲姫
第20章 動揺
「俺だって別にそんな欲しくねぇよ。少なくとも誰彼構わずではない」
「…ほんとに?」
疑わしそうな目で見れば、苦笑された。
「こう見えても女にはそんなに不自由してない」
何気に漏らされたそれに、咲姫の胸が締め付けられる。
「あ…悠眞は彼女がいるもんね…?」
答えの代わりなのか-悠眞は薄く笑っただけだった。
なんでこんなに心が痛むんだろう。
最近の私は、やっぱりどこかおかしい。
自分の事なのに、自分自身が分からない。
どうしちゃったのかな、私-…。
「ちょっと二階行って来てもいいか?」
思い悩んでいると、背広のポケットを探っていた悠眞が、声をかけてきた。
「あ…着替え?」
「もあるけど。一服したいかなって」
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