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おじさまと咲姫
第20章 動揺
「いや、先に訊いたのは俺だろ。…やっぱお前、今日はいつにも増しておかしくないか?」
「いつにも増してって…失礼な事言わないでっ」
挙動不審過ぎる自分を確かめようとしてか、悠眞が身体を屈めてきた。
咲姫は急いでソファの反対側の端まで、身体を移動させる。
「なんでもない。ほんとなんでもないからっ。ほら、早く行って来てよ」
「は?行くってどこに?」
悠眞の眉が顰(ひそ)められた。
明らかに不機嫌さを醸し出しており、咲姫はなんとか自分以外のものに興味を移したかった。
「どこって…二階。そう、二階!着替えるんでしょ、行って来ていいよ」
そして今度は、言った傍から何故かその行為を想像し赤面する。
いつもはこんな事絶対思わないのに-ほんと、今日の自分はおかし過ぎる。
彼が不審がるのも当然だった。
「なんなの、お前?」
もう呆れるしかないと言った感じで、悠眞は咲姫の真向いのソファに座った。
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