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おじさまと咲姫
第5章 告白
隣りを歩く昴は何気なさを装い、咲姫の足元を気遣う。
彼女の心の負担にならない程度の注意を払い、程良いスピードを保つ。
彼女が自分と同じサークルに入会してきて、間もなく気付いた。
ほんの僅か、右足を引きずるように歩く事。
その理由を直接彼女から聞いた事も、自分から尋ねた事もないけれど。
今日に限らず。
彼女と一緒に歩く際は、いつしか速さを合わせるようになっていた。
やがて昴は学生玄関を出、春の柔らかな日差し降り注ぐ外へと向かう。
咲姫もそれに従う他なく、彼の隣りを俯き加減で進んでゆく。
暫く歩いたところに空いたベンチを発見し、昴に促されるようにし、ふたりで腰を下ろす。
続く無言を破ったのは、昴が先だった。
昨日、もう言ったも同然だけど-前置きをして、昴は咲姫に話しかける。
緊張の面持ちで、咲姫は彼の言葉を待つ。
「サークルに初めて入って来た時から、ずっと思ってた。明るくて、元気で、なんにでも一生懸命で。…凄く、可愛い子だなって」
彼女の心の負担にならない程度の注意を払い、程良いスピードを保つ。
彼女が自分と同じサークルに入会してきて、間もなく気付いた。
ほんの僅か、右足を引きずるように歩く事。
その理由を直接彼女から聞いた事も、自分から尋ねた事もないけれど。
今日に限らず。
彼女と一緒に歩く際は、いつしか速さを合わせるようになっていた。
やがて昴は学生玄関を出、春の柔らかな日差し降り注ぐ外へと向かう。
咲姫もそれに従う他なく、彼の隣りを俯き加減で進んでゆく。
暫く歩いたところに空いたベンチを発見し、昴に促されるようにし、ふたりで腰を下ろす。
続く無言を破ったのは、昴が先だった。
昨日、もう言ったも同然だけど-前置きをして、昴は咲姫に話しかける。
緊張の面持ちで、咲姫は彼の言葉を待つ。
「サークルに初めて入って来た時から、ずっと思ってた。明るくて、元気で、なんにでも一生懸命で。…凄く、可愛い子だなって」

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