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おじさまと咲姫
第20章 動揺
悠眞のスマートフォンが自分のコードを読む間-ほんの数秒に過ぎないのに。
酷く長い時間に思え、咲姫の身体は激しく熱を帯びた。
だから彼が離れ、再びソファに身を沈めてくれた時は、心底ほっとした。
程なく、悠眞からの『あ』だけの返信が届き、これでとりあえず連絡先は確保出来た。
嬉しさに頬を緩みかけ-ふと、一抹の不安を覚える。
「…彼女」
「え?」
「彼女に…怒られない?こう見えても私、一応女だし?」
-知らない連絡先が増えてたら、嫌じゃないかな。
咲姫の漏らした呟きに、悠眞は一笑した。
「何?お前はいちいちスマホチェックするような男がいいわけ?」
「…そこはプライベートな部分だと思うから」
-嫌かな。
正直に咲姫が答えれば、悠眞は当然だと返してくる。
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