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おじさまと咲姫
第21章 失意
咲姫は力なく、首を振る。
「…私が勝手に落ち込んでるだけです」
「でも。その落ち込みようは普通じゃないよね」
-よっぼど何かがあったのかなって。
全てお見通しのように言われ、咲姫は言葉に詰まる。
やがて食堂が見え、入るのかと思いきや-眼中にないように素通りされた。
「せんぱい…?」
カフェテリアの方に行くのだろうか。
でも、ここからだと少し距離があるけれど-わざわざ遠くまで行く意味が分からなかった。
咲姫が考え巡らせれば、昴の声がした。
「円城寺をどうしたいのか、自分がどうしたいのか、分からなくなってきてる」
言って、通りがかった講義室の扉を昴は開けた。
数名が教室の隅に固まって、雑談をしていたようで-ドアの開く音に、全員が一斉にこちらに注目した。
誰もいなそうなのを前提だったので、多少の気まずさと共に、昴は扉を静かに閉めた。
「…私が勝手に落ち込んでるだけです」
「でも。その落ち込みようは普通じゃないよね」
-よっぼど何かがあったのかなって。
全てお見通しのように言われ、咲姫は言葉に詰まる。
やがて食堂が見え、入るのかと思いきや-眼中にないように素通りされた。
「せんぱい…?」
カフェテリアの方に行くのだろうか。
でも、ここからだと少し距離があるけれど-わざわざ遠くまで行く意味が分からなかった。
咲姫が考え巡らせれば、昴の声がした。
「円城寺をどうしたいのか、自分がどうしたいのか、分からなくなってきてる」
言って、通りがかった講義室の扉を昴は開けた。
数名が教室の隅に固まって、雑談をしていたようで-ドアの開く音に、全員が一斉にこちらに注目した。
誰もいなそうなのを前提だったので、多少の気まずさと共に、昴は扉を静かに閉めた。

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