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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「久々だけど…昔とあんま変わってない気がする」
リビングの中を確かめるように歩く悠眞に、咲姫はキッチンから声をかける。
「悠眞は何飲みたい?」
「そんな気を遣うな。お前と同じでいい」
サイドボードの上に飾られた、幾つかの家族写真を眺めていた悠眞だったが-やがてひとつの写真立ての前で歩みが止まった。
食い入るように見つめる悠眞の後ろから、咲姫は顔を覗かせた。
「寝てたからなんだか喉乾いちゃって…冷たい麦茶でいい?」
-悠眞?
何を見ているの-問おうとし、咲姫ははにかんだ。
「あ。それ、小学校の入学式の」
真新しい赤いランドセルを背負った幼い自分を挟み、両親と三人自宅前で撮ったものだった。
「もう何年経ったと思ってんの。恥ずかしいからいい加減飾るのやめてって、何度もお母さんに言ってるんだけどね」
小学校に入学したての自分の姿を、まさか晒す事になるなんて-咲姫は急激に恥ずかしくなり、彼の前から写真立てを奪おうとする。
リビングの中を確かめるように歩く悠眞に、咲姫はキッチンから声をかける。
「悠眞は何飲みたい?」
「そんな気を遣うな。お前と同じでいい」
サイドボードの上に飾られた、幾つかの家族写真を眺めていた悠眞だったが-やがてひとつの写真立ての前で歩みが止まった。
食い入るように見つめる悠眞の後ろから、咲姫は顔を覗かせた。
「寝てたからなんだか喉乾いちゃって…冷たい麦茶でいい?」
-悠眞?
何を見ているの-問おうとし、咲姫ははにかんだ。
「あ。それ、小学校の入学式の」
真新しい赤いランドセルを背負った幼い自分を挟み、両親と三人自宅前で撮ったものだった。
「もう何年経ったと思ってんの。恥ずかしいからいい加減飾るのやめてって、何度もお母さんに言ってるんだけどね」
小学校に入学したての自分の姿を、まさか晒す事になるなんて-咲姫は急激に恥ずかしくなり、彼の前から写真立てを奪おうとする。

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