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おじさまと咲姫
第22章 失恋
「傷だって、ほら-」
なおも沈んだままの悠眞をどうにかしたくて、咲姫はミニスカートをたくし上げ、右の太股を露わにした。
「傷痕は…完全には消えてはくれなかったけれど。でも重傷だった割には、十分過ぎるくらい綺麗になってるでしょ」
赤く広がる事故の痕跡を指でなぞり、咲姫は同意を促す如く悠眞を見た。
目線の繋がった先で彼は刹那、怯んだようだった。
「悠眞?」
-どうかした?
淡いブルーのスカートを捲ったまま、咲姫は尋ねた。
彼が動揺した素振りを見せたのが分からず、小首を傾げる。
きょとんとしている咲姫に、やがて悠眞は肩で息を吐く。
隣りに立つ咲姫を覗き込み、彼は囁いた。
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