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おじさまと咲姫
第23章 決心
「ぎゃっ」
いきなり背面に身体が移動し、驚いた瑠璃子はおかしな叫び声を上げる。
「ちょっと咲姫!あんたいい加減にしないと、そろそろマジで…!」
細い眉を吊り上げかけた瑠璃子に、テーブルの上に置かれてた彼女の財布を咲姫は急いで手渡した。
「ほらほら、今日は一日限定三十食のスペシャルランチを食べるんでしょ。早くしないと売り切れちゃうよ」
「は?」
「さっき食べたいって言ってたじゃん。早く食券買って来なよ、私今日お弁当だからさ」
親友を立たせ、咲姫はその背を食券機の方向に押してやる。
私そんな事言ってない-瑠璃子は喚いたが。
元から今日は学食の予定だった事もあり、最後は咲姫に力負けする形で大人しく券売機に向かって行った。
馬鹿力だなんの散々言い触らされる事態はとりあえず回避され、咲姫は胸を撫で下ろす。
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