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おじさまと咲姫
第23章 決心
並んで座ったのもいつ以来だろう-どきどきしてしまう。
多くの学生で賑わう昼のカフェテリア。
ふたりの間だけに漂う、沈黙。
何か言わなきゃ-咲姫が焦っていれば、先に言葉を発したのは昴だった。
「ごめんな」
「えっ?」
何故謝られているのか、まるで分からなかった。
どちらかと言うなら-謝罪しなければならないのは、自分の方だった。
居たたまれない思いでいると、もう一度繰り返された。
「最近円城寺を…その、避けるような態度をとって」
-ほんとに、ごめん。
昴の懺悔に、咲姫は弾かれたように大きく首を振った。
「先輩は悪くないです。私がはっきりしなかったから…!」
「いや。円城寺は何も悪くない。俺の問題だ。俺が自信ないばっかりに-」
「自信…?」
咲姫の問いに、昴は複雑な感情に支配された笑みを送った。
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