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おじさまと咲姫
第25章 全部
「それに…やっぱあれだな。俺や悠眞が咲姫の事、馬鹿みたいに心配するようになったのは…絶対守らないとって強く誓ったのは-」
-あの事故からだな。
悠聖は微かな笑いを口元に張りつけ、咲姫を見た。
その視線を受け、咲姫は瞬く。
「事故がなければ気にかけてなかったのかと言えば、決してそうじゃなくて。事故をきっかけに俺と悠眞の咲姫に対する思いが…より強くなった」
-確実に。
言い切る悠聖に、咲姫はちょっとだけ違和感を覚える。
気にかけてもらえるのは、それは嬉しいけど。
妹に対する兄のような気持ちを持ってもらえるのも、それはありがたい事だけれども。
上手く言えないのだけど。
でも、もっと他の何かを含んでいるような-漠然とした思い。
「特にあいつ…悠眞は」
「悠眞…?」
悠聖の漏らした一言に咲姫が反応すれば、我に返ったように彼はこちら側を向いた。
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