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おじさまと咲姫
第26章 永遠
「俺はさ、凄くそう思ってるけど…咲姫は?」
「えっ?」
「咲姫も俺と同じくらい、楽しかったって思ってくれてたらいいなって」
探るように見た後、悠聖は前方に向き直った。
そんな悠聖の横顔に釘付けになっていれば、やがて信号が青に切り替わり、彼は再び車を発進させた。
対向車や街灯、道路沿いに建つ店の灯り-様々な光に照らされる悠聖の顔に、咲姫は呟いた。
「…思ってる」
そんな事、訊くまでもない。
「思ってるに決まってる」
そんな事、当たり前じゃない。
「最初はパンケーキを食べに行ったよね。それから海沿いをドライブして、水族館でイルカのショーを見た。美味しいパスタ屋さんでランチして。話題のアイスクリームも食べに行けた。夜ご飯は、滅茶苦茶美味しいお肉を悠聖にご馳走してもらった。…そして、最後はレイトショーを一緒に観て」
-とっても、楽しい一日だったに決まってる。
咲姫の告白に、悠聖の横顔が綻んだ。
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