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おじさまと咲姫
第27章 清爽
「この間の土曜日に私、ユウとデートしたんです」
-テスト期間中なのに余裕だなって、突っ込みはなしですよ。
咲姫は先回りして、昴を制しておく。
「先輩に言われて、私すぐにユウに連絡したんです。自分の想いを伝えようって。でもまさかラインで送って終わりになんかしたくないし、どうせ会うなら最後に一度でいいからデートして欲しいって思って。それで土曜日に悠聖と色んな場所に行って-」
その日の出来事を思い出したのか、咲姫の瞳が一瞬切なさに狭まったようにも見えた。
そんな彼女を見守りつつ、昴は静かに耳を傾ける。
「私が行きたいって言ったところに全部付き合ってくれて。とっても楽しい思い出が沢山作れた。…そして別れ際に勇気を出して、やっと告白を」
微かに笑う咲姫の横顔に、昴は尋ねた。
「ユウさん、なんて…?」
「私の想い、全部分かってくれた。十三年前の初恋から全部を。ありがとうって言ってくれた。…私の望んだものとは違うだろうけど、でもこれからだってずっと大事だし、大切だし、大好きだって」
-そう、言ってくれた。
咲姫は昴を見た。
-テスト期間中なのに余裕だなって、突っ込みはなしですよ。
咲姫は先回りして、昴を制しておく。
「先輩に言われて、私すぐにユウに連絡したんです。自分の想いを伝えようって。でもまさかラインで送って終わりになんかしたくないし、どうせ会うなら最後に一度でいいからデートして欲しいって思って。それで土曜日に悠聖と色んな場所に行って-」
その日の出来事を思い出したのか、咲姫の瞳が一瞬切なさに狭まったようにも見えた。
そんな彼女を見守りつつ、昴は静かに耳を傾ける。
「私が行きたいって言ったところに全部付き合ってくれて。とっても楽しい思い出が沢山作れた。…そして別れ際に勇気を出して、やっと告白を」
微かに笑う咲姫の横顔に、昴は尋ねた。
「ユウさん、なんて…?」
「私の想い、全部分かってくれた。十三年前の初恋から全部を。ありがとうって言ってくれた。…私の望んだものとは違うだろうけど、でもこれからだってずっと大事だし、大切だし、大好きだって」
-そう、言ってくれた。
咲姫は昴を見た。

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