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おじさまと咲姫
第28章 方法
「朝霧、俺に何か言いたい事でもあったのかな?」
「え、言いたい事…」
「なんか俺を指差してなかった?」
「きっ、気のせいですっ」
「え、でもさ-」
「せいですっ」
しどろもどろになりながら、咲姫は無理矢理感満載で答える。
昴は明らかに納得がいってない風だったが、そこまで強く言い切られると繰り返す事も憚られる。
首を捻りながらも、昴はそれ以上は突っ込むのをやめた。
咲姫は安堵し、隠れて冷や汗を拭う。
『ユウさんに失恋したのは残念だったけどさ。まだ北城先輩がいるじゃん』
大学で直接、失恋報告をした月曜日。
瑠璃子にいとも簡単にそう言われた。
あまりにあっさりと告げられて、咲姫は思わず怒りを覚えたものだった。
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