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おじさまと咲姫
第30章 無駄
そんな嫌な考えを吹っ切る如く頭を振って、咲姫は隣りの瑠璃子を見た。
泳ぎに行こ-促そうと思っていた本人が、いない。
「あれ?瑠璃?」
-どこ?
周囲を探そうとすると、昴が前方を指差して言った。
「朝霧なら、とっくに海に行ったよ」
「えっ!?」
見れば確かに、波打ち際でサークルの後輩女子達とはしゃいでる瑠璃子の姿があった。
ごちゃごちゃと考え事をしてる間に、どうやら置いてけぼりを食らったらしかった。
なんて冷たい親友だ-咲姫は憤慨して瑠璃子の元まで駆け寄ろうとし、昴に呼び止められた。
「円城寺、もう一度だけ謝らせて」
「北城先輩…もういいですから。私の方こそ失礼な態度とっちゃって、済みませんでした」
自分自身が一番恥ずかしい事をしてた-咲姫は、自らも謝罪する。
「瑠璃子、普段洋服着てる時はそこまで胸は強調されないんですけど。脱ぐとあの通り凄いんですよ」
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