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おじさまと咲姫
第30章 無駄
「こう言っちゃなんですけどあんな風だから、注目されるの瑠璃は慣れっこなんです。元々あっけらかんとした性格だし、怒ったりなんかもしないし。…まあそれが舐め回すように見られたら、流石の瑠璃も激昂すると思うけど。北城先輩は爽やかだし、全然大丈夫ですよ」
-私が言うなって感じですが。
咲姫が笑えば、昴の表情も少しだけ和らいだ。
「だといいけど」
「ですよ。男のひとが見ちゃうの…その、分からないわけじゃないし」
-やっぱスタイルいい子が好きですよね。
続けようとしたのだが。
昴がはっきり、きっぱり、それを否定してきた。
「さっきあんなとこ見られちゃって、まるで説得力ないかもしれないけど。俺は違うよ、円城寺」
突然大声で宣言され、咲姫は呆気にとられてしまう。
数回瞬けば、昴が真剣に訴えてくる。
「前にも言ったけど俺はその…大きいとか、小さいとか…そんなのはどうでもいい。見かけだけでそのひとを判断したり、好きになったりなんかは絶対しない」
真摯な両眼に縛られて、咲姫は身動き出来なくなってしまう。
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