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おじさまと咲姫
第30章 無駄
すぐには無理だと伝えてある。
当然まだ好きで。
でも『好き』だともう一度伝える事は、許されない。
諦めると約束した-破る事は出来ない。
「…なんでもない」
曖昧に笑い。
昴は海の方へと目を向けた。
瑠璃子やその他のサークルの仲間が、みな思い思いに楽しんでいるようだった。
元から華奢な身体つきだと思ってた。
でも水着姿を見たのは初めてで。
すらりとした両腕も。
デニム調のパンツから伸びる長い脚も。
洋服に覆われてない分、より細さが強調されていた。
白いレースに隠れた胸元に至っては、いつもよりも膨らみが際立っており-目のやり場に困るくらいだった。
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