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おじさまと咲姫
第31章 限界
「うん。それがどうしたの?」
咲姫が疑問に思えば、瑠璃子が身体を寄せて囁いてきた。
「今までだって持って来る気になれば、いくらでもそんな機会はあったのにさ。急に今回作ってきたから、みんなへと見せかけて実は北城先輩の為なのかなって」
「いや、それは-」
誤解を解こうとするのだが、瑠璃子はその隙を与えてくれない。
「あ、それがだめって言ってるんじゃないよ。男の心を食べ物で掴む作戦は間違ってない」
「だからほんとに違うんだってば。今まで持って来なかったのは、気を遣ってって言うか…。去年はまだ一年生で、サークルの人達の事もよく分かってなかったし。あんまり目立ったり、出しゃばった事しても迷惑かなとか…。でも北城先輩以外も優しくていい人ばっかだって分かったし、きっとみんな喜んで食べてくれると思って、今回初めて持って来てみたの」
長々と説明したものの、理解してくれたのか怪しい感じで瑠璃子は溜め息を吐いた。
「北城先輩、食べてくれたかなあ」
「…知らないよ、そんなの。先輩の事、一から十までずっと見てるわけじゃないんだからさ」
咲姫は投げやりに言葉を放つ。
咲姫が疑問に思えば、瑠璃子が身体を寄せて囁いてきた。
「今までだって持って来る気になれば、いくらでもそんな機会はあったのにさ。急に今回作ってきたから、みんなへと見せかけて実は北城先輩の為なのかなって」
「いや、それは-」
誤解を解こうとするのだが、瑠璃子はその隙を与えてくれない。
「あ、それがだめって言ってるんじゃないよ。男の心を食べ物で掴む作戦は間違ってない」
「だからほんとに違うんだってば。今まで持って来なかったのは、気を遣ってって言うか…。去年はまだ一年生で、サークルの人達の事もよく分かってなかったし。あんまり目立ったり、出しゃばった事しても迷惑かなとか…。でも北城先輩以外も優しくていい人ばっかだって分かったし、きっとみんな喜んで食べてくれると思って、今回初めて持って来てみたの」
長々と説明したものの、理解してくれたのか怪しい感じで瑠璃子は溜め息を吐いた。
「北城先輩、食べてくれたかなあ」
「…知らないよ、そんなの。先輩の事、一から十までずっと見てるわけじゃないんだからさ」
咲姫は投げやりに言葉を放つ。

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