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おじさまと咲姫
第32章 意表
「ところでお前、最近海行ったりした?」
何気ない悠眞のその一言に、咲姫の表情が一瞬で変化する。
「えっ、うみ?うみ?なんで?」
明らかに挙動不審と化し、咲姫はどもる。
「いや、なんでってさ-」
そこまで深い意味のない話題を振ったつもりだった。
ここまで動揺されるとは露とも思わず、質問した側の彼もまた怯んでしまう。
「…行った、けど」
速まる胸の動きを抑え、咲姫は冷静を装って小声で答える。
「…そうか」
悠眞としてもそれ以上の返事は出来なかった。
まさかの沈黙が、ふたりの間に訪れる。
壁にかかった時計が秒を刻む音だけが、やけに大きくリビングに響く。
この静けさはどうしたらいいものか-間を持たせるわけでもないが、たまたまテーブルの上に置いたままだった煙草に手を伸ばす。
何気ない悠眞のその一言に、咲姫の表情が一瞬で変化する。
「えっ、うみ?うみ?なんで?」
明らかに挙動不審と化し、咲姫はどもる。
「いや、なんでってさ-」
そこまで深い意味のない話題を振ったつもりだった。
ここまで動揺されるとは露とも思わず、質問した側の彼もまた怯んでしまう。
「…行った、けど」
速まる胸の動きを抑え、咲姫は冷静を装って小声で答える。
「…そうか」
悠眞としてもそれ以上の返事は出来なかった。
まさかの沈黙が、ふたりの間に訪れる。
壁にかかった時計が秒を刻む音だけが、やけに大きくリビングに響く。
この静けさはどうしたらいいものか-間を持たせるわけでもないが、たまたまテーブルの上に置いたままだった煙草に手を伸ばす。

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