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おじさまと咲姫
第33章 疑念
遊ぶってそういう事-いや、他の何かを期待していたわけではないけれど。
でもなんか大の大人の遊びとしては、ちょっと拍子抜けしてしまった。
「咲姫まで馬鹿にしてる」
そんな心の内を読まれてしまったようで、軽く責められてしまう。
「してないよ」
咲姫は急いで取り繕うのだが、大袈裟に肩を落とされた。
「もう寝る」
唐突にソファから立ち上がった悠聖は、微妙におぼつかない足取りでドアに向かう。
「悠聖-」
まさかほんとに傷付いてしまったのだろうか-咲姫が不安になって呼び止めようとすれば、ドアの前で悠聖の足が止まった。
振り返った悠聖は、咲姫に真摯な眼差しで告げた。
「明日は朝からトランプ大会だからな、咲姫」
暫し固まってしまった咲姫だったが-やがて、吹き出した。
「うん、いいよ。明日みんなでしよ」
笑う咲姫を見て彼もまた笑い。
お休み、咲姫-言い残し、悠聖は居間を後にした。
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