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おじさまと咲姫
第33章 疑念
「襲うって…私が?」
-馬鹿言わないでよっ。
喚く咲姫を、悠眞は顔を顰めて窘める。
「だから叫ぶなって言ったろ。…いや、押し倒してきたのお前だろ。現に今、俺の上に乗ってるのもお前だろ」
-そういうのを、襲ってるって言うんだよ。
意地悪く歪む悠眞の唇に、咲姫は恥ずかしくて堪らなくなる。
「…お、押し倒してない。悠眞が勝手に」
「なんの前触れもなく迫って来られたら、流石の俺でも焦ってかわそうとするさ」
-心の準備ぐらいさせろよ。
窮地に追い込む事を次々言ってくる彼に、咲姫は翻弄され続ける。
「迫ってもないしっ。私はただ…!」
それは事実だった。
そんな事するはずがない。
予想外にも何故か彼が後ろに倒れてしまったから、それで。
これ以上の恥は掻きたくない-咲姫は悠眞の胸から身体を起こした。
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