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おじさまと咲姫
第34章 払拭
「どうした?不安になるような事、何かあった?」
-昔の夢でも見た?
躊躇いがちに悠聖が訊いてきて、咲姫は急いで否定する。
「ううん。全然そんなんじゃないの。…ただ昨日偶然、悠眞のおでこを見ちゃって」
-それで。
じんわり滲んでいた涙を拭いながら咲姫が告げれば、悠聖の眉が微かに顰(ひそ)められた。
「悠眞の…?」
「ん。悠眞のおでこにさ、多分だけど傷痕があるのを昨夜たまたま発見して。それからなんか急に心配になっちゃったんだよね。悠聖のは大丈夫なんだよねって。もうとっくの昔に傷なんかなくなってるのにね」
-馬鹿みたいだよね、私。
咲姫は自分を笑ったが-対する悠聖は、少しも頬を緩めていなかった。
それどころか-僅かに強張っているかのようにも見えた。
そんな彼を少し変だと思いつつも、咲姫は続ける。
-昔の夢でも見た?
躊躇いがちに悠聖が訊いてきて、咲姫は急いで否定する。
「ううん。全然そんなんじゃないの。…ただ昨日偶然、悠眞のおでこを見ちゃって」
-それで。
じんわり滲んでいた涙を拭いながら咲姫が告げれば、悠聖の眉が微かに顰(ひそ)められた。
「悠眞の…?」
「ん。悠眞のおでこにさ、多分だけど傷痕があるのを昨夜たまたま発見して。それからなんか急に心配になっちゃったんだよね。悠聖のは大丈夫なんだよねって。もうとっくの昔に傷なんかなくなってるのにね」
-馬鹿みたいだよね、私。
咲姫は自分を笑ったが-対する悠聖は、少しも頬を緩めていなかった。
それどころか-僅かに強張っているかのようにも見えた。
そんな彼を少し変だと思いつつも、咲姫は続ける。

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