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おじさまと咲姫
第37章 次回
「歩くスピードは合わせてるつもりだけど。でもあまりゆっくりも…その、円城寺が逆に俺に悪いと思ったりしないかなとか。そう考えると、完全に歩調を合わせるって事もしない方がいいのかなとか…。その癖、円城寺が俺の隣りから少しでも遅れると『そんな事ごちゃごちゃ考えてないでちゃんと合わせてやれよ、自分』って、心の中でめちゃ責めてる」
-その繰り返し。
屈託ない笑顔を向けられ、咲姫は繋がれた手を妙に意識始めてしまう。
「偏見とかじゃないのを前提に言うけど。円城寺歩く時、ほんのちょっとだけ右足が遅れてしまうだろ。それに合わせるのが円城寺にとってありがたいのか、それとも迷惑なのか…」
-正直、判断がつかないでいたりもする。
昴が語尾を濁し、咲姫は慌てて説明する。
「私の足の事は強がりでもなんでもなくて、ほんとに今は大丈夫なんです。だから普通に歩いてもらって、なんの問題もなくて。…ただ、他の人よりも遅れてしまうのは紛れもない事実で。気を遣わないで欲しいって言うのも、普通は難しいのも分かってます。だから-」
-その時々で、そのひとにお任せって言うか。
彼に限らずどんなひとにも、未だ上手く答える事が出来ない自分が嫌になってしまう。
-その繰り返し。
屈託ない笑顔を向けられ、咲姫は繋がれた手を妙に意識始めてしまう。
「偏見とかじゃないのを前提に言うけど。円城寺歩く時、ほんのちょっとだけ右足が遅れてしまうだろ。それに合わせるのが円城寺にとってありがたいのか、それとも迷惑なのか…」
-正直、判断がつかないでいたりもする。
昴が語尾を濁し、咲姫は慌てて説明する。
「私の足の事は強がりでもなんでもなくて、ほんとに今は大丈夫なんです。だから普通に歩いてもらって、なんの問題もなくて。…ただ、他の人よりも遅れてしまうのは紛れもない事実で。気を遣わないで欲しいって言うのも、普通は難しいのも分かってます。だから-」
-その時々で、そのひとにお任せって言うか。
彼に限らずどんなひとにも、未だ上手く答える事が出来ない自分が嫌になってしまう。

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