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おじさまと咲姫
第38章 目撃
『だからいつもそーいう事を、さらりと言ってこないで下さいってばっ』
恥ずかしさを隠すように強い口調で窘めるが、相変わらず彼はちっとも動じない。
『だって。好きな女の子とさ、こうやって向かい合って食事してるんだよ。嬉しいに決まってるだろ』
-幸せだなって思うよ。
増々じっと見つめられ、さしもの咲姫も食べにくい事この上ない。
『…すごく、食べづらいです』
誰と一緒でも、ほぼいつも通りに食事出来るタイプだが-これは流石に恥ずかし過ぎた。
咲姫の呟きに、昴はようやく苦笑いして自分もフォークを手に食べ始めた。
このまま食べ終わりまで、見続けられたらどうしようかと思った-ようやく安堵し、咲姫はマルゲリータを一切れ手に取った。
その後、近くの大型書店をふたりで訪れた。
会って早々借りた小説の作家の特集コーナーを見たり、互いのお勧め本を探したりして店内を巡っていると、少し高めの位置に昔からのお気に入りの一冊を発見した。
咲姫が手を伸ばせば-それより先に、昴が本棚からその本を取った。
恥ずかしさを隠すように強い口調で窘めるが、相変わらず彼はちっとも動じない。
『だって。好きな女の子とさ、こうやって向かい合って食事してるんだよ。嬉しいに決まってるだろ』
-幸せだなって思うよ。
増々じっと見つめられ、さしもの咲姫も食べにくい事この上ない。
『…すごく、食べづらいです』
誰と一緒でも、ほぼいつも通りに食事出来るタイプだが-これは流石に恥ずかし過ぎた。
咲姫の呟きに、昴はようやく苦笑いして自分もフォークを手に食べ始めた。
このまま食べ終わりまで、見続けられたらどうしようかと思った-ようやく安堵し、咲姫はマルゲリータを一切れ手に取った。
その後、近くの大型書店をふたりで訪れた。
会って早々借りた小説の作家の特集コーナーを見たり、互いのお勧め本を探したりして店内を巡っていると、少し高めの位置に昔からのお気に入りの一冊を発見した。
咲姫が手を伸ばせば-それより先に、昴が本棚からその本を取った。

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