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おじさまと咲姫
第39章 不快
まさか、気を遣ってくれてた?
実は苦手だったのに、優しさから言い出せなかったのだろうか。
自問自答し、暗くなりかけてた咲姫の頭が乱暴に掻き乱された。
「お前のはいつも美味しく食べてるよ」
「…」
「でもアイスは…俺も悠聖も、あんまり好んでは食べないかな。嫌いでもないけど。なんでって言われても…うーん、特に理由はない」
「…無理してる?」
「悠聖ならともかく、俺がそんな気をいちいち遣うように見えるか?得意じゃない物を好きだって嘘吐いて、毎回我慢しながら食べるなんて。そんな状況をなんでわざわざ、自分から作らなきゃなんねーんだよ」
-そんな面倒臭い事するくらいなら、最初からいらないって断ってる。
二度軽く頭を叩き、悠眞の手は咲姫から離れた。
確かに弟ならともかく、彼がそんな遠慮?をするとも思えない。
言いたい事があればいつだって、ストレートに伝えてくる彼の事だ。
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