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おじさまと咲姫
第40章 綺麗
「私を助けてくれたのは、ほんとは悠眞だったんじゃないかって」
-そう、思ったよ。
咲姫は正直に答えた。
ふたりの間に形容し難い空気が数秒、流れる。
バックミラーに映る悠眞は咲姫をひと目見、やがて微かに頬を動かした。
「お前を助けた王子様は悠聖だろ」
-勘違いするな。
言い残し。
それきり、悠眞は口を閉ざした。
「…そ、んなの」
悠眞の横顔に、咲姫は呟く。
「知ってるよ。十三年前に私を助けてくれたのは、悠聖だって。でも一瞬だけ、思ってしまったんだもん。悠聖とおんなじ額の傷に…おんなじ顔だから…だから私、錯覚してしまって」
言い訳のような咲姫の言葉に、悠眞の口角が上がった。
-そう、思ったよ。
咲姫は正直に答えた。
ふたりの間に形容し難い空気が数秒、流れる。
バックミラーに映る悠眞は咲姫をひと目見、やがて微かに頬を動かした。
「お前を助けた王子様は悠聖だろ」
-勘違いするな。
言い残し。
それきり、悠眞は口を閉ざした。
「…そ、んなの」
悠眞の横顔に、咲姫は呟く。
「知ってるよ。十三年前に私を助けてくれたのは、悠聖だって。でも一瞬だけ、思ってしまったんだもん。悠聖とおんなじ額の傷に…おんなじ顔だから…だから私、錯覚してしまって」
言い訳のような咲姫の言葉に、悠眞の口角が上がった。

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